漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
53歳 女性
7月6日 初来店
10年前からアトピーが出て、ステロイドを時々使っていました。
この1か月酷くなり、赤く腫れ、むくんで汁も出ています。
便は泥状です。
症状に合った漢方薬の煎じ薬と錠剤を飲み、4か月後には赤みが引いてきました。
11月には乾燥してきたので赤みをとりながら潤す処方に変えました。
3月には顔はツルツルになり、ホットフラッシュを気にしていらしたので、赤みをとりながら、ホットフラッシュをとる組み合わせにしました。
写真:2015.7.6
1年後、肌はほとんど良くなりました。
写真も掲載を了解してくださいました。
写真:2016.6.10
当初、腕にむくみが見られます。
これは中医学では「湿」と言って汚い水分が体内にたまっていることを表します。
皮膚は乾燥しているので水分代謝が悪く、一部はたまり、一部は水がめぐっていない、と考えます。
胃腸の弱い方、梅雨時湿気が多いときによく現れます。
水分代謝を良くして、湿気をとる漢方薬や、キュウリ、スイカ、お茶など飲んでたまった水をとりましょう。
汗をかいて老廃物を出すことも大事です。
早足で歩いたり、ぬるいお風呂にゆっくり使って汗を出すと体が軽くなります。
汚い水が抜けると体のきれいな水分がめぐって肌は潤ってきます。
国際中医専門相談員 薬剤師 植松 光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7